【詩】静かな崩れと、微かな輪郭

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朝の静けさが
胸の奥の違和感をそっと撫でる
60分間の祈りが
ようやくわたしを輪郭へと戻す

職場の古い空気は
今も変わらずそこにあり
言葉のない対話が
信頼を削ってゆく

それでも
休日の出勤前にひとつ深呼吸し
ありがとう、を胸に抱き
淡々と歩き出す

年齢という見えない足かせが
この国の朝に影を落とす
けれどわたしは
老いではなく、整えたリズムに心を置く

早起きして
眠気をなだめるように
わたしは唱える
今日の自分のために

効率に追われ
不満に押し潰されそうな机の前で
原因と結果のあいだに
ただ、わたしがいる

1時間40分の祈りと
12時間の眠りの果てに
ことばの力に気づき
小さな講座の申し込みボタンを押した

ゲームの誘惑
過去の影
ぐらつく希望
その全部を紙に書き出してみる

崩れそうな心の底に
かすかな声があった
まだ、終わってないと
誰かが囁いた気がした

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