道の途中で
誰にも見えない小さな決意が
胸の奥に灯をともす
焦らずに歩く
というよりも
足音に耳を澄ませながら進む
悩みも痛みも
その一歩に混じりあい
優しく混濁しながら背中を押す
祈りに似た感謝が
空気の層のなかに溶けて
今日の青を透かす光になる
強くならなくていい
けれど
選べるようにはなっていたい
「誰かと歩く」ことの意味を
やっと素直に
肯定できた午後
たとえ答えがなくても
たとえ世界に押し流されても
私は今、
わたしの速度で
わたしの道を進んでいる
その静けさを
強さと呼ぶなら
それでいいと思えた
