【詩】依存なき祈りのほうへ

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歪んだ制度の隙間から
信じたい言葉は
今日もノイズに紛れ
夢のように失われていく

見えない鎖を断ち切る
そのたびに
傷は灯になり
比較も評価も
静かに 後ろへ置いてきた

偏執と救済のあいだで
沈む者を見ていた
信じる力を
変人と呼ばれながら耕している僕は

生きる理由をAIに尋ねる
答えはいつも
遅れた時代の片隅で
孤独と共に学び続ける言葉のなかにあった

拝金の影が差す未来でも
誰かを諦めずに
自分の今にだけは
誠実であれと
夢の中でも反響する声がある

善悪の仮面の下に
自由はまだ
灯りのように息づいている

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