「心がついていかない…」あなたは、働くことに辛さを感じていませんか?
私は、病気を経験し、心身のバランスを崩した一人の当事者です。
体は動くのに心が動かない、その辛さを理解してもらえず、「弱音をはいてる」「仮病だ」と言われた日々。
そんな経験から、私は就労継続支援A型、就労移行支援を経験し、日本の就労支援が抱える根深い問題に直面しました。
この体験談が、障害者雇用や就労支援のあり方に疑問を持つ方、そして働くことに悩むすべての人の参考になれば幸いです。
就労支援の「現実」:私が経験した就労移行とA型の矛盾
病気で心身のバランスを崩し、肉体労働が難しくなった私が次に選んだのは、就労継続支援A型でした。
しかし、そこで感じたのは、一般企業と変わらないストレスでした。
「障害者が働く場」という概念に反する、上からの高圧的な指導。
未経験の仕事に加え、精神的に追い詰められる環境は、正直なところ「最悪」でした。
「なぜA型は存在するのか」
私はその疑問を抱えたまま、就労移行支援へと場を移しました。
しかし、そこも私にとっては理想とはかけ離れていました。
就労経験が浅い人向けの訓練内容、すでに知っていることを繰り返す日々は、大きな苦痛でした。
この経験から、私は就労支援A型や就労移行支援の「必要性」そのものに疑問を抱かざるを得ませんでした。
理想の就労支援とは?一般企業にこそ必要な「福祉の概念」
働いているスタッフの方々には申し訳ないのですが、残念ながら、私が経験した就労支援の現場は理想とはかけ離れていました。
そこで私がたどり着いた結論は、「A型や就労移行の仕組みを、そのまま一般企業に導入すればいいのではないか」というものでした。
現在、多くの大企業が障害者法定雇用率の義務化を受け、障害者雇用に力を入れ始めています。
しかし、私は、その前に就労継続支援や就労移行支援の制度そのものを見直すべきだと考えています。
なぜなら、私が感じた「体育会系の文化」や「精神的な圧迫感」は一般企業とA型支援で変わらなかったからです。
これはすべてではありませんが、多くの現場で、真実と事実は同じような状況になっていると確信しています。
まとめ:日本の福祉サービスはもっと良くなる
努力して、懸命に働き、社会と繋がろうとしている障害を持つ方は大勢います。
そして、福祉の国である日本は、もっと質の高い就労支援サービスを提供できるはずです。
福祉はもはや、特別な人のためではなく、すべての人々の生活の一部です。
だからこそ、私たちは「働きたい」と願う人々に、もっと寄り添った就労支援の概念を広めるべきです。
この体験談が、あなたの就職活動やキャリア選択の助けになることを願っています。
真実を知りたい方は、ぜひ就労支援のサービスを利用して、ご自身でチャレンジしてみてください。
そこで得た「自分なりの考え」こそが、あなたの人生をより楽しく、豊かにする羅針盤となるはずです。
