ものづくりの魅力に興味をお持ちの皆さん、こんにちは。なりみつちからです。
今回は、ものづくりが好きな方々に、金属加工の世界をご紹介します。
特に、製造業に興味をお持ちの方や、金属加工に興味がある方には、ぜひおすすめしたい内容です。
私自身も、高校卒業までの間に就職先を見つけるまでに苦労しました。
しかし、金属加工会社から内定通知を受け取ったときは喜びもひとしおでした。
そして、その会社でプレスブレーキオペレーターとして12年間働いた経験があります。
この記事では、金属加工の世界におけるものづくりの醍醐味を私の経験から6つのポイントでお伝えします。
これからの就活や転職にお役立ていただければ幸いです。
それでは、始めましょう!
ものづくりポイント①:平板金属の種類の多さと奥深さ
僕は、金属会社に入社してすぐ社内研修で各工場見学をしてまずビックリしたことがありました。
それは僕のイメージでは「金属加工は機械でしているんだろうな」と予想しておりました。
ところがどっこい!! 「おいおい! メチャメチャ人が動いてるやん!」って驚きました。
ただ、やはり職人気質の世界ですね。
先輩社員の方々は簡単に金属の板を動かして大きな機械で切ったり、曲げたりしているのを目の当たりにして、僕は少し身構えてしまったのを記憶に残っております。
今思うと、あの新鮮な気持ちが続いていれば、こうしてブログも書かないで、今も一生懸命に働いているんだろうなと思います。
とにかく、いざ作り手の立場になると見ているよりも難しい現実が待っておりました。
その後、社内研修も終わりいざ工場の配属先が決まりました。
それが、平板の金属を曲げ加工をするプレス部門でした。
「プレス? なんじゃそれ?」って感じで配属部署のメンバーに挨拶をして、初日のプレス部門の仕事を間近で本格的に作業をすることになりました。
さすがに1年目の新人には本格的な曲げるという作業はさせてもらえません。
とにかく、先輩社員の曲げるお手伝いからスタートをします。
そして、お手伝いをしながらでも先輩社員から言われる言葉が意味不明で分からなかったことを思い出しました。
特に、作業の中で一番悩んだのは金属の種類でした。
では皆さんに問題です!!
Q1:金属と言ったらどのくらいの種類を浮かべますか?
多分、知っている人や予想で言える人など、ほとんどの人がアルミ、ステンレス、鉄の3種類は出てくるかなと思います。
この答えは、金属加工の業界では正解であり、不正解でもあります。
では、その不正解の理由を皆さんの生活の一部で説明します。
例えば、自宅にあるものの中で、包丁があると思います。無い方はごめんなさいww
また問題形式で聞きたいと思います。
Q2:あなたの家の包丁は何種類くらい保管していますか?
おそらく、そんなこと考えたことないよ~とか思った人もいるかと思います。
でも、包丁にはいくつも種類があるのをご存じでしょうか?
料理好きな人は包丁だけでも使い分けているかと思います。
実家暮らしなら、実家の台所に包丁が保管してあるところを開けて確認してみてください。
僕が想像する限りでは、出刃包丁・刺身包丁・果物ナイフだったりと包丁にも幾つもあります。
あ、サバイバルナイフとか珍回答もあるかとww
このように包丁だけでも、いくつも種類が連想できてしまうように、平板の金属にも種類があります。
例えば、アルミです。
いやいや、アルミはアルミでしょ!?って言いたくなる人が多いでしょう。
しかし、アルミにも種類があります。
僕が曲げたことがあるのみに限定しますが教えます。
【アルミの種類】
- 生材(なまざい):色味は銀色。ごく一般的な連想しやすい。
- クリア:見た目は光沢があり、白色に近いシルバーで、光を当てると反射する。
- シルバー:どちらかと生材に近いし、光沢がない。名前はシルバーというが、白色塗装に近い。
- ブロンズ:表面はブロンズ色に処理されたアルミ素材。光沢なし。
- ブラック:表面はブラック色に処理されたアルミ素材。光沢なし。
一応、僕が働いていた会社で主に扱っていた素材がこの5種類でした。
実際はこのような種類の名前ではなく、金属板には番手という番号がふられています。
具体的に挙げるとキリがないのでこのくらいにしておきます。
また素材の説明は僕の目で見た主観なのでご理解ください。
※尚、アルミの表面処理の基礎知識で参考になるサイトは こちら よりご確認ください。
同じように、鉄・ステンレスにも名前が付いた種類の板が存在します。
このように人間にも特徴があるように、金属板にも特徴の違いがあります。
さきほどアルミの種類だけでも5種類ありました。
ステンレスも5種類、鉄も4種類ありました。
この会社での経験だけでもこれだけの数の金属板の種類がありました。
それだけではありません。
さらにこの種類とは別に金属の板厚問題がありました。
続いては、新人の僕がさらに悩ました金属の板厚問題について説明します。
ものづくりポイント②:金属の板厚問題があって更に奥深い
さあ、また皆さんに問題を出します。
Q3:僕の働いていた工場では、金属の板厚は何種類あったでしょう?
これまた、知るかよって言いたくなると思いますが、イメージしていただけると嬉しいです。
ちなみに僕が働く前や働きだして間もない頃は、板厚の概念すら気にしていませんでした。
「とにかく曲げればいいんやろ?」みたいに他人事でしたww
では、答えは0.5mm~12mmでした。
ちなみに、金属板の種類によって厚みの種類は違うのは当たり前です。
実際は、世界規模でみれば数えきれないほどあると思います。
まず金属板の原型がコイル状であること自体からもいくつもあるのが想像できるはずです。
さらに、金属板を製造している製鉄所ではたくさん作ってるはずなので気になる方はググってみてもいいかもしれません。
もしかしたら、製鉄所に興味がでるかもww
さて話を戻します。僕が働ていた頃に曲げを経験した板厚は16mmが最高でした。
とにかく、2桁台の厚みになると体をのけ反りたくなるくらい曲げてる時は怖い思いをして曲げないとけいません。
そこがデメリットかなと思います。実際、曲げて味わってみないと分からない世界です。
さきほどから、曲げてみた経験のことばかりで申し訳ないですが、とにかく厚みに関してはこのくらいで終わります。
なぜなら、次に紹介する『曲げるときに生じる現象』として『金属が曲がっていく』とは、どういうものなのかを物語った『金属の伸び率』について解説します。
この伸び率が一番プレス加工の醍醐味であり、慣れるまでに時間と経験が必要な要素です。
ものづくりポイント③:金属曲げで欠かせない伸び率の奥深さ
これもまた問題を出します。
Q4:実際に曲げる時はどうやって曲げるの? 伸びるってどういうこと?
そもそも金属を曲げる機械のことを『プレスブレーキ』といいます。
プレスブレーキという機械の他にも、金属を曲げる機械はいくつもありますし、メーカーも違います。
プレスといって皆さんがイメージするのは、潰すイメージではないでしょうか?
僕も働く前はそのイメージでしたので、ご理解はできると思います。
潰すイメージでものをつくるイメージだった僕は、とにかくプレスブレーキとは何ぞやってなりながら働いておりました。
そして、初見で作業をしてるのを見たときにもビックリしたのが、機械が曲げてるというよりも人間が支ええるやんって思いました。
なぜそう思ったのかといいますと、さっきまで金属板の種類や厚みを話したと思います。
プレスブレーキでは、その金属板を人間の腕や手で支えて(持って)、機械のどこかに当てて、機械が動き挟み込んで曲げてるイメージでした。
まず、なぜ金属を持たないといけないのか? どこに当ててるのか? どうやって機械を動かしてるのか?
こんな疑問がフツフツを出てきました。
これに関しては、説明すると難しいので下記からご確認ください。
このサイトから理解できた方、イメージできた方はセンスありですww
曲げの基本概念は飛ばして、金属の曲がった時の概念を解説します。
金属板が曲げるというのは、つまり金属の板が伸びてるということであり、板が伸びながら曲げたい角度まで曲げる行為です。
曲げたい角度というのはお客さんが求めている角度でもあります。要するに曲げる時には製品の本図面やバラ図といった図面がないと曲げれないのです。
またその図面に指示してある角度や寸法通りに曲げないと不具合やミスにつながります。
そこで曲げている時にどのくらい曲がるのかを事前に記憶しておく必要があります。それを伸び率といいます。
伸び率は、曲げ加工時にこの金属はどのくらい伸びているのかをミリ単位で分かるのです。
また、この伸び率は曲げる時に使用する金型の種類によっても変わる特性もあります。
会社によっては色んな種類の金型が置いてありますし。
常に同じ製品や似たような製品を自動化している会社は固定されているんだろうなと予測できます。
自動化に興味ある方は、そんな会社に入社してみてもいいかもしれません。
もしかしたら、今の時代はその伸び率もデジタル化で管理されて、初心者でも簡単に作れるシステムが構築されているかもしれません。
あくまで僕のいた環境では、常にオーダーメイドの製品製作でしたので自動化ができないアナログ的な工場でした。小さなものから、大きなものまでやってました。
話を戻すと、伸び率は金属の種類や板厚によっても違うので曲げ職人への第一関門になります。
この第一関門と言えてしまう理由が、僕自身が無知から始めて、必死で泣きながら覚えたからです。
この伸び率を覚える時は、先輩方が紙ベースで共有していた金属の種類と板厚に応じた伸び率が書かれた表がありました。
それを新人の時に、見ながら覚えることからがスタート地点でした。これを覚えないと曲げれないというプレッシャーとの闘いでした。
この伸び率にも、最初思ったことが、「え!?ちょっと待って!!暗記するん!!」と心の中で叫びました。本当に泣きましたww
後輩にも「この伸び率を覚えて」と伝えると同じリアクションしました。
この出来事はいい思い出になりました。
伸び率を詳しく教えても頭には残らないです。
また各会社の方針、やり方があります。
だかこそ、伸び率を説明しづらいのですが、これだけは言えます。
モノづくリ職人は答えのないことを常に追い求めています。
またその人達にしか理解できない感覚が必要です。
どんな仕事でも一緒だと思いますし、職人は教えることが本当に難しい職業であるのは間違いありません。
とはいえ、覚える必要がある伸び率を見事と克服できたら、金型という壁も出てきます。
次は、金型について説明します。
ものづくりポイント④:伸び率を覚えると金型を覚える奥深さ
さきほど、伸び率を覚える必要性を教えました。次は、伸び率とも重要となるのが金型です。
その重要度は、金属の種類、板厚、金属を製品にする時に曲げる長さに応じて金型の種類を考えなくてはならなりません。
特に板厚に応じて、どの金型が妥当なのかを考えて知っておかないとケガという大惨事が起きます。
そのケガという大惨事の具体的な例として伝えますと、金型が割れて自分や周りに欠片が飛んでいきます。
だからこそ、この板厚ではこの金型だと徹底して覚えることが必須です。
伸び率だと紙を見て暗記したりして覚えるだけでしたが、金型選定に対しては、実際に曲げながら体で覚えるのが手っ取り早いです。
伸び率を覚えたら、金型の種類、金属の板厚、金属の種類、曲げる長さに応じた金型選定を覚えること大重要です。
大前提は職人は製品を作らなければ、体でも知識としても覚えられません。
これが出来ないと働くことが不可能に近いというのが正直な僕の意見です。
厳しいですが、それを大前提でいた方が長い目で見たら、スキルアップに活きてきます。
現に僕が、その感覚でやっておりました。
金型選定は作業しながら覚えることと、もう一つ大事なことが曲げる知識がないと意味がありません。
また、曲げる時には曲げる順番など会社のルールに則って安全で良い製品を作らなければなりません。
製品を作る上で職人の安全と製品の品質を守ることも重要なのです。
それを念頭に置いて作業をしながら様々な課題を乗り越えなくてはならないのも事実です。
その概念を踏まえた上で、会社のマニュアルに沿って覚えることは、社会人として、また職人として色んな知識、経験を積みあげていくことで成長につながります。
どんな仕事であれ基本が大事なのです!!
そんな職人としての最大のメリットは『製品を作ること』。
では、製品を作る時の心構え的なことをポイントの5つ目としてお伝えします。
ものづくりポイント⑤:楽しみながら製品を曲げてみる
これまでの説明で僕が感じ経験してきた基礎はお伝えしました。
そして、ものづくりの分野で一番のメリットは自分が関わった製品が出来上がることだと僕は感じます。
これまでの基礎を理解していなければ成し遂げることができない製品製作は一番やりがいのある作業です。一つ一つ安全に楽しく良いものを作ることでお客様・会社の同僚・上司の信頼関係にも繋がります。
これは職人の世界では人生の第一歩であり、原点でもあります。何事も楽しいと思わないと良いものは出来ない。これはどんな業界にも共通することです。
プロスポーツ選手がなぜ、一筋に同じスポーツを毎日続けられるのかは一目瞭然です。
好きだし、楽しんでやっているからだと思います。それと同じです。
楽しいが楽しいを生み、楽しんでいる人が作る製品は良いものが出来上がります。
そこで一番の醍醐味である曲げる行為ですが、楽しく作るために色んな障害が出てきます。
例を挙げる・・・・
- 金属の種類・板厚・曲げる長さなどで曲げやすいものと曲げにくいものがある
- 季節で曲げに支障が出る
- 小さいものや大きいもの など
主にこんな障害が曲げる時に発生しますし、日常茶飯事だと思った方がいいです。
この障害を克服する方法は、常に疑うことです。
では、疑うこととは何か?
いろんなシチュエーションを想定するために、日頃から曲げる形状、大きさ、寸法などをノートなどにデータとして残すことです。
最近は、デジタル化でデータがすごく大事だと思うようになってしまいました。
人の管理もデータ化されたりして、生きづらい人もいるかもしれません。
そのくらい金属曲げの世界もデータをアナログ的でも残すのが重要です。だが、そうもいかないのがこの金属加工の世界です。データ通りいけば苦労しないのが曲げ加工の醍醐味でもあります。
だかこそ、人に教えるのが大変なのかもしれません。
日頃からデータを取ってる人とそうでない人では、作業の進め方も違います。
作業の効率化を図る上でもデータ化の重要性があります。
それを前向きにするには、やはり子どものように興味を持ったり、難しい問題に楽しく取り組む姿勢、精神がないと完全なる思考停止につながります。
こうしたことを敢えて他人よりも努力し取り組むことで僕は金属を曲げることに注力していました。
色んな課題がありました。
でも、その課題は「全ては自分の成長の糧」にと自分で鼓舞して乗り越えました。
そしてこの成長があるスキルを身に付けることができました。
それは、物事の道筋を立てること、「こうしたらどうだろうか?」など仮説を立てる能力でした。
この能力は今の僕の原型なのかもしれないと思えるのです。だから金属曲げには感謝ですし、金属加工の企業で働けたのは良いも悪いも財産になってます。
最後に、この財産になった本当の理由をポイントの6つ目でまとめます。
ものづくりポイント⑥:全業種共通のお客様のために精神
ここまで読んでいただき有り難うございます。
最後の6つ目のポイントとして、先ほど金属加工の企業で働けたことが財産である理由のポイントとしてお伝えする前に、冒頭に僕がオススメしたい人にこの3つを挙げました。
- 『これから就職・転職したい人』
- 『ものづくりが好きで製造業に興味がある人』
- 『 金属加工に興味がある人』
この3つをお考えをお持ちの方は、ものづくりの分野にトライしても良いと思います。
なぜなら、僕自身が高校卒業から無知の状態で金属加工という分野に運よく就職できました。
「働くこと」に自信もないし、不安な状態で働くことになりました。
こんな状態の僕でも、未経験でものづくりの分野で12年間働くことができました。
そして、先ほど僕が言った金属加工の企業で働けたことが財産である理由はとにかく不安でも自信がなくてもチャレンジ精神でトライすることが重要なんだろうと確信します。
その財産はものづくりの分野がまず得策ではないかと感じます。
ものづくりの分野はオートマチック化しやすい分野です。
完全自動化は無理でも仕組みづくりを自動化することもできます。
それはすなわち、改善の知識も身に付きます。
有名なのは、PDCAサイクルです。
Plan(計画)・Do(行動)・Check(評価)・Action(改善)の4つをサイクルするのです。
これはものづくりの分野では当たり前です。特にオートマチック化されているところは簡単にできます。
世界的にもよく使用されています。日本ではトヨタ自動車が有名でしょう。
このサイクルは製造している社員、製品の品質、そしてお客様に届くまでのサイクルでは重要です。
特に最後に挙げたお客様に良い品質のものが届くというのが大事です。
それは、製造している社員の安全性も担保しながら、良い製品を作り、お客様に届かせるのです。
お客様がいるから、製品を作ることができる、仕事ができるのです。
これはビジネスでは当たり前。
そして、これはおもてなし文化の日本には非常にマッチしている文化なのでしょう。
お客様の為に精神は切っても切り離せられないでしょうし、そのために色んな知識、経験も身につくのではないでしょうか。
その為にも、自分がまずものづくりの分野に興味を持つこと、楽しいを見つけることです。
「楽しいものは継続できる」はずなんです。
では、これで本当に最後の問いです。
Q5:あなたにとっての楽しいものってなんですか?(無理せず継続できるもの)
答えは出るでしょうか?
人によっては、絵を描くことだったり、スポーツすることかもしれない。
やらなくても見てるだけでいいのかもしれない。
ものづくりってそんな世界だと感じております。
自分にとっての好きな世界がこの世にはたくさんあります。
それが僕の場合は、金属曲げ加工でした。
プレスブレーキという仕事に出会わなければ今の僕は崩壊しています。
なぜならば、継続できるもの、興味あるものが、ものづくりだった。それだけです。
そして、たまたまそれがプレスブレーキだったのです。
動機は、ものづくりをしてみたい。経験してみたいという欲望だけです。
だから、
- 『これから就職・転職したい人』
- 『ものづくりが好きで製造業に興味がある人』
- 『 金属加工に興味がある人』
オススメしたいこのような人は、チャレンジ精神でやってみてください。
人間はダメでもともとです。必ず得意不得意があります。
その時はすぐにその環境から手放せばいいのです。
そして、ものづくりの分野でも金属加工の製品を作る上で、自分の安全確認・良い製品を作ること・楽しんで作ること・課題解決での達成感など伝えました。
最後に、ものづくりの分野で長く続けるコツは、常にお客様目線の製品を作り上げることです。
この製品は誰に・どのような人が使うのか。
どこに使うのか、作る前に担当者に聞いたり相談したりすることが大事です。
この作業をしなければ不具合製品になりやすい。
逆に相談し過ぎて萎縮して積極的に取り掛かれなかったりする。いいバランスを経験することです。
失敗は成功のもとです。トーマス・エジソンも言っています。
私は失敗したことがない。ただ、1万通りの、うまく行かない方法を見つけただけだ。
この言葉通りだと思います。失敗は成功のもとであり、たくさん失敗した人は強い。
そして、負けない強い心を持つこと、特に就職・転職を目指している人は自分を信じてほしい。
僕はこの金属曲げの知識を通して一人でも多くの「やってみたい」と思える人が増えると嬉しいです。
やってみたいで動いて、失敗してもまた這い上がれば良い。また、違うと思ったら辞めればいいとも感じています。
僕の場合、違うが人とは少し遅かっただけだと勘違いするようにしてます。
それは全てが無駄ではなかったと感じているからです。
色々なところに僕の曲げた製品が使われていると思うと、また頑張ろうと決意するし、モチベーションにもなります。
また、お客様の「ありがとう」の感謝を耳にする度に僕の心は癒されていました。
だからこそ、「ありがとう」は全業種の共通言語であり、魔法の言葉だと感じています。
当たり前を当たり前のようにするのは意外に難しいものです。
そのために日々の地味な努力を継続するのだと感じます。
最後になりますが、
もしかすると「仕事で感謝される人になりたい、なってほしい」を伝えたかったことかもしれません。