夏の朝、38歳の心境
朝、窓を開けると、湿った夏の空気が一気に部屋に入り込んできた。
蝉の声が、まだ眠気の残る頭に響く。
38歳の夏。
この暑さは、20歳の頃と何も変わらない。
受け止め方だけがずいぶん変わった。
結婚観と自分の距離
結婚について考えることがある。
答えは、やっぱり「NO」だ。
同じ屋根の下で誰かと暮らす自信がない。
言葉で人を傷つけてしまう自分を知っている。
子どもを持つ未来は、なおさら想像できない。
そんな自分を否定はしない。
人にはそれぞれのペースと形がある。
A型作業所の日々
今は就労継続支援A型で働いている。
給料は多くない。
朝起きて仕事に行き、仲間と冗談を交わす日々がある。
「何それ、美味しいの?」と笑われるかもしれない。
この場所で得られる安心感は、自分にとっての栄養だ。
助成金で成り立つ職場でも、そこにいる人間同士の支え合いは本物だ。
心は大人と子どものあいだで
この数年で気づいたことがある。
人は歳を重ねても、心は子どもの部分を抱えたままだ。
僕もそうだ。
落ち込んだときは、幼稚園時代の自分に戻ったような気持ちになる。
でも、それでいいと思う。
無理に大人ぶらなくても、生きることはできる。
小さな救いの瞬間
夕方、友人と話をしていた時に笑ってくれた。
その何気ない対話が、意外にも心を軽くした。
生きづらさを感じる日々の中にも、こんな小さな救いが散らばっている。
昨日より少し前へ
大事なのは、昨日の自分より少しでも前に進むこと。
たとえ一歩でも。
今日の自分が、明日の自分の土台になる。
そう信じて、また明日を迎える。
※この日記の内容には、筆者自身の体験と感情が強く反映されています。
記述されている出来事や意見は、あくまで個人的な視点に基づくものであり、特定の団体・人物・制度を一方的に批判する意図はありません。
読まれる方によっては、不快に感じる表現が含まれる可能性もありますが、率直な記録として受け取っていただけますと幸いです。
