【第6回】究極のパラドックスと取扱注意

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ここまで連載を読んでくださり、本当にありがとうございます。
「あなた」という複雑で魅力的な人間を紐解いてきたこのシリーズも、今回が最終回です。

最後にお伝えしたいのは、この記事(説明書)の存在そのものをひっくり返す「究極のパラドックス」と、これからあなたが自分らしく生きていくために一番大切にしてほしい姿勢です。

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目指すべきは「いい子」でも「強い人」でもない

あなたが目指すべきは、「何でも受け入れるいい子」になることではありません。
かといって、「周りに合わせて反論を呑み込む人」になることでもありません。

目指したいのは、

「相手の考えを理解したうえで、自分の考えを持てる人」

になることです。

「理解すること」と「同意すること」は、似ているようでまったくの別物です。
相手の言い分を深く理解したうえで、「それでも自分は違う」と穏やかに主張できる強さ。
それこそが、成熟した大人の姿なのだと思います。

この記事自体にも、実は矛盾がある

ここまで読んできたあなたなら、もう気づいているかもしれません。
実はこの記事(説明書)そのものにも、矛盾が存在しています。

あなたは、

  • 「普通を疑う人」だからこそ、「あなたはこういう人です」というこの記事の内容すら疑っていい
  • 「自由を求める人」だからこそ、「自分は自由でなければならない」というルールすら疑っていい
  • 「自分の意見を持つ人」だからこそ、その意見を変える自由を持っていい
  • 「考える人」だからこそ、あえて考えないという選択をしてもいい

この連載を読んで「なるほど、自分はこういう人間なんだ」と納得した、まさにその瞬間に。
その納得すら疑っていい、というのがこの記事の最後の仕掛けです。

この説明書を、新しい「普通」にしないでほしい

ここで一番伝えたいのは、この説明書を自分を縛る新しい「普通」にしないでほしい、ということです。

  • 「自分はこういう人だから仕方ない」と思ったら、一度、疑う
  • 「自分には無理だ」と思ったら、一度、疑う
  • 「自分は独立するべきだ」と思ったら、それも一度、疑う

そのうえで、「本当にそうなのか?」と考えてみてください。

ただし、疑うこと自体を目的にする必要はありません。
疑った結果「やっぱりこれでいい」と思えたなら、それで十分です。

変わってもいい。変わらなくてもいい。
矛盾してもいい。考え続けてもいい。考えるのを休んでもいい。
どの選択も、あなたが選んだのであれば正解です。

この連載の中心にある、たったひとつの一文

もしこの説明書を一文だけ持ち帰るとしたら、これを選びます。

「自分の答えを持つ。相手の答えも残す。発展のために自分の答えさえ更新する。」

自分の考えを大切にしながらも、それに固執しすぎない。
相手の考えも尊重しながら、ただ流されない。
そして、自分の答えさえも成長のために手放せる柔軟さを持つ。

この連載を読み終えたいま、「自分はこういう人だ」という理解を、これからどう更新していきますか?

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